2007年07月31日

823 藤 「手」 2007/07/30(月) 23:01:11 ID:OAPyAtndO

学生時代、まだ桜も咲かない3月のその日。
僕はクラスメートのアキヤマさんという女の子と、
同じくクラスメートの友人の家に向かっていた。
友人は仮に名をナナシとするが、ナナシには不思議な力があるのかないのか、
とにかく一緒にいると奇怪な目に遭遇することがあった。

そのナナシがその日、学校を休んだ。
普段はお調子者でクラスの中心にいるナナシが学校を休むのは
すごく珍しいことで、心配になった僕は放課後
見舞いに行くことにした。
そこに何故か「私も行く」と、アキヤマさんも便乗したわけだ

とにかく僕ら二人は連れだって、ナナシの家に向かった。


ナナシの家は、学校から程遠くない場所にあった。僕はナナシと親しくなって1年くらい経つが、
たまたま通りかかって「ここが俺ん家」と紹介されることはあっても、
自宅に招かれたことはなかった為、少しワクワクしていた。
ナナシの家は、今時珍しい日本家屋で、玄関の門柱には苗字が彫り込まれていた。
「…やばい家。」
アキヤマさんが呟く。僕はこのとき、「確かにヤバイくらいでかい家だな」なんて
思っていたが、今にして思えばアキヤマさんが言っていたことは全く違う意味を持っていたのだと思う。
それは「今となっては」言える話で、あのとき僕がこの言葉の意味に気付いていれば、
僕らとナナシには別の未来があったかもしれないと悔やまれるが、
それは本当に今更なので割愛する。

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2007年07月29日

落ちていくモノ

688 本当にあった怖い名無し 2007/07/29(日) 20:50:15 ID:7Cx8lAjbO
御晩です。
昨日、ナナシと言う友人の話を書いた者です。
今日も、ナナシについて、少し話をしたいと思います。


あの悪夢のようなアパートでの事件から数カ月が経ち、
僕とナナシはまたお互いに
話をするようになっていた。
初めのほうこそ、多少ギクシャクしたが、
結局ナナシに不思議な力があろうがなかろうが、
あの女の人がどうであろうが、
ナナシはナナシで、僕の友達だということに変わりはない。
僕はあの日のことは記憶の底に沈め、ナナシと
普通に話すようになった。
ナナシも、今までと同じようにヘラヘラ笑って、話掛けてきて、
僕らはすっかり以前のような関係に戻っていた。

そんな、矢先のこと。
そろそろマフラーやらを押し入から出さないとな、なんて
時期の授業中。それは、起きた。

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ラベル:ナナシ
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2007年07月28日

ナナシ

595 本当にあった怖い名無し New! 2007/07/28(土) 22:38:04 ID:BU8a3ua+O
今から数年前,僕と僕の友人だった人間が、学生だったころの話。ときは夏休み、自由研究のため、友人…仮にナナシとするが、僕はそのナナシと、
「心霊現象」について調べることにした。
ナナシはいつもヘラヘラしてるお調子者で、どちらかといえば人気者タイプの男だった。
いるかいないかわからないような陰の薄い僕と、何故あんなにウマがあったのかは、今となってはわからないが、とにかく僕らはなんとなく仲がよかった。
なので自由研究も、自然と二人の共同研究の形になった。

また、心霊現象を調べようと持ち掛けたのは、他ならぬナナシだった。
「夏だし、いいじゃん。な?な?」
しつこいくらいに話を持ち掛けるナナシに、若干不気味さを感じながらも、断る理由は無かったし、僕はあっさりOKした。
そのとき僕は、ナナシはそんなにオカルト好きだったのか、そりゃ意外な事実だな、なんて、くだらないことを考えていた。

「どこ行く?伊勢神トンネルとか?」
僕は自分でも知っている心霊スポットを口にした。
しかしナナシは首を横に振った。
「あんな痛いトコ、俺はムリ」
そのナナシの言葉の意味は、
僕は今も理解ができないままでいる。
何故「怖い」ではなく「痛い」なのか、今となっては確かめようがない。
だが、ナナシは確かにそう言った。

話を戻すが、ナナシは僕が何個か挙げた心霊スポットは全て事々く却下した。意見を切り捨てられた僕は、いい加減少しムッとしてきたが、ちょうどそのとき、ナナシが言った。

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ラベル:ナナシ
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