2010年07月23日

まとめサイト


177 :まとめサイト  ◆txdQ6Z2C6o:2010/07/23(金) 01:46:17 ID:1w1gPxVI0
こうゆう昔話を書くことになったのは実のところ俺の後輩のせいだ。
後輩の趣味はオカルトだ。
でも後輩には羨ましいことに霊感がない上に、一度もオカルト現象にあったことがないらしい。
後輩は「何でもいいのでオカルト話してください!怖くなくていいから」と言ってくるんだけど、
俺の話は幼少の頃からあって、面と向かって話すには恥ずかしいものばかりで、話して引かれるのも何か嫌だった。
あと思い出せば数としても結構あるので、ぶっちゃけ順序づけて話すのが面倒くさい。
今まではうやむやな態度をとってきたんだけど、この前後輩とのゲームに負けて、
罰ゲームで俺がオカルトサイト等に自分のオカルト話を投稿して、後輩が探して見つけだすって流れになった。
昼休みや休日にぽちぽちケータイやPCのキーボードを打ち、投稿を続けて約一ヶ月経つけど後輩はまだ見つけられてない。
それも当然といえば当然だと思う。
後輩には「今週は夢の話を書く」「幽霊が出てくる話を書く」とは伝えているけど、
うちの家族構成や、中学~大学時代の交友関係なんてものは後輩は知らない。
書き込んだ文章の中には一応仮名と嘘も混ぜているしな。
惜しいところまで来てるんだけど、まだ見つけられていない後輩のために、
今回はその後輩とのごく最近のオカルトな出来事を書こうと思う。

金曜日の夜、飲みに行きたかったが、給料日前で金がなかったので、後輩の家で飲むことになった。
といっても、後輩は飲めないので、俺がビールを飲む向かいで、後輩は炭酸飲料を飲んでいた。
一通り愚痴などを話し合ったら、テレビを見つつ、ゴロゴロしていた。
俺はフローリングの床に横向きに寝て、金曜ロードショーを見ていた。
すると、床の下から何か囁くような声が聞こえる。
後輩の家のアパートの壁は薄い。そんなことはわかってる。
でもその声は下の人が話しているとかそんなんじゃなくて、床を一枚挟んで、俺に囁きかけているみたいだった。
どう考えても、響いて聞こえる声ではない。声が近すぎる。

幽霊の声など聞いていたくないので、起き上がって、後輩に尋ねた。
「下の階の人って大丈夫なの?」
「は?下の部屋は空いてますよ」
後輩の即答にやっぱりなーと思いながら、ビールを飲んだ。
後輩はずっとケータイを弄っていて、ケータイを持って俺の横に来た。
「先輩、俺、今まとめサイト見てるんですけど」
と言って、怖い画像のケータイ画面を俺に見せてきた。
降霊術系のまとめサイトだった。
降霊術の名前はちゃんと覚えてるけど、俺はそうゆうの詳しくないので、ここでは名前を出すのは控えておく。

「このまとめサイト読んでたら、心霊現象にあうらしいですよ。俺のところにもどうか心霊現象来ますように!」
そう言って後輩は手を合わせて拝み始めた。
俺はそんな後輩を見て、ビールを噴き出した。
そして一分ほど笑い続けた俺を後輩は酔っているんだと勘違いしていたが、それは違う。
オカルト好きな後輩はこの部屋で起きている心霊現象に気がついていなくて、
オカルト嫌いな俺がその心霊現象に気づいているのが、どうしようもなく面白かったのだ。
後輩はその後、その降霊術をやりたがっていたが、止めておいた。
手間暇かけて降霊術なんてしなくても、そのまとめサイト自体に間違いなく効果があるから。
だからもうあんまそのサイト見んな。やめておけ。

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2010年07月20日

真下家



823 :真下家  ◆txdQ6Z2C6o:2010/07/20(火) 01:24:21 ID:NNu4Laeg0
いつもの友人Aとの話なんだけど、Aだと書きづらいんで、今回はこいつの名前を真下アキヒロ、お兄さんの名前をリュウイチとする。

うちの母方の親戚に県だか市だか忘れたけど議員と仲良い人がいて、
その議員さんから親戚は夏になるとプール(温泉もついてる大型施設)のタダ券を大量にもらっていた。
中二の夏もその親戚からうちにも大量にタダ券が送られて来た。
そのプールは車がないと行きにくい場所にあった。
うちはその時妹も小6で家族で一緒に行くには微妙な年頃だったので、
タダ券は学校や塾の友達にやることにした。
で、夏休みに突入し、7月も終わりの平日に真下のおじさんに休みが入ったんで、
おじさんがタダ券のお礼に真下三兄弟と共にそのプールに連れていってくれることになった。

真下家のワゴンに乗り込んだ時からおじさんは上半身裸でズボンの下に水着を穿いているというはしゃぎぶりだった。
松田聖子のアルバムを大音量でかけながら、おじさんはプールで逆ナンされたらどうしようと心配をしていたが、
実際その日に美人女子大生に逆ナンされたのはリュウイチお兄さんただ一人だった。
おじさんが運転中からすでにそんな感じだったので、保護者役は自然とお兄さんに回ってきた。
しかし、お兄さんは自分で「俺はダメ長男だから」と言い張るゆるい人で、その日も
「アキヒロと末弟の面倒見るのダルいから黒瀬君(←俺ね)と遊んでるよ」
という具合だった。
しかし弟君はアキさんを普段からアキヒロと呼び捨てにし、アキさんのことを完全になめていて、
リュウイチお兄さんの言うことしか聞かないことはお兄さんも重々承知していたので、
「じゃあ俺が末弟見るから、黒瀬君がアキヒロのお守りしてね」ということになった。
別に俺はアキさんのお守りに来たわけじゃないし、どちらかというと学校では俺のがボケだったんで、
プールについてからもお兄さんからお守りを念押しされて、その『お守り』の意味がよくわからなかった。

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ラベル:◆txdQ6Z2C6o
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